Design of IoT Tangibles for Primary Schools: A Case Study
https://dl.acm.org/doi/pdf/10.1145/3125571.3125591
- どんなもの?
デジタル化が遅れている(主にイタリアを対象とした)小学校の環境に、ファブラボを建設するなどのコストを投じずに、IoT教育を展開するためのワークショップを開催したことについての報告。 - 先行研究と比べてどこがすごい?
目的を子供にIoT制作の体験をさせることとした関連研究が数多く行われている中、小学校教育にIoT制作を組み込むことを目的としている点が少しユニーク。 - 技術や手法のキモはどこ?
実装の工程は実施されなかった。ここがキモになると思ったけど、これ以外の点では(少なくともこの論文の文面の範囲内では)技術的・手法面で学術界に新しい価値をもたらしている感じはしなかった。 - どうやって有効だと検証した?
21人の10歳から11歳の児童を対象とした大学施設内での2時間のワークショップを実施した際に収集したアンケートとインタービューから得た定性的なデータ(というよりも記録)。 - 議論はある?
子供がプログラミングをより身近に感じられるようになることがポイント。 - 次に読むべき論文は?
A Card-based Toolkit for Co-Designing Smart Interactive Experiences with Subjects with Neurodevelopmental Disorders