Remote heart rate measurement using low-cost RGB face video: a technical literature review
- どんなもの?
rPPG (remote photoplethysmography) についてのサーヴェイ論文(2016年時点)。簡易カメラでRBG画像を撮影することで心拍(heart rate)を計測することができる技術。 - 先行研究と比べてどこがすごい?
(サーヴェイ論文のため省略。rPPGは近年になりますます注目を集めている(Fig. 1)。) - 技術や手法のキモはどこ?
非接触で心拍を計測できること。機器と環境としても、一般的な消費者用の安いカメラと環境光(ambient light source)で計測することができる。計測手法としては、皮膚補色の変化に着目するアプローチと、顔の動きに着目するアプローチとがある。 - どうやって有効だと検証した?
(サーヴェイ論文のため、多数の論文の比較と検討) - 議論はある?
環境光が弱い場合にカメラが受信する信号が弱くなってしまうこと、また、対象の皮膚の色(つまり人種)によって結果にばらつきが生じる点について、議論の課題が残されている。さらに、計測時間についても課題があり、計測時間を長くすれば精度は向上するものの、実用上は計測時間を長く取ることは良い方法とは言えない。これらをアルゴリズムでどう解決していくかがこの分野の今後の課題らしい。また、手法の評価のために多くの研究では録画済みの動画を用いていて、リアルタイムで(オンラインで)手法を評価する研究の数は少ない。現実の世界で(ラボの外で)rPPGを活用するためには、研究の余地が大量にありそう。 - 次に読むべき論文は?
Remote Heart Rate Measurement From Face Videos Under Realistic Situations
https://openaccess.thecvf.com/content_cvpr_2014/papers/Li_Remote_Heart_Rate_2014_CVPR_paper.pdf