Tangible programming elements for young children
Publication:CHI EA '02: CHI '02 Extended Abstracts on Human Factors in Computing SystemsApril 2002 Pages 774–775https://doi.org/10.1145/506443.506591
どんなもの?
2002年の結構昔の研究。子供向けの、プログラミング的な思考を育むためのブロックデバイス(Electronic Blocks)。sensor blocks, action blocks, logic blocksから成る。8歳以下の子供を対象としたもの。
先行研究と比べてどこがすごい?
子供たちの普段身近にある「ブロック」によって、論理計算のようなプログラミングの考え方が身に付くこと。
技術や手法のキモはどこ?
and や not もlogic blocksとして入っているけど、これは子供たちにとって、最初はわかりにくそう。遊んでいるうちに理解できたら結構 プログラミング教育として成功していると思う(主観)。実験では、4歳近い子供たちは論理ブロックの意味があまり理解できなかったらしく、8歳に近い子供たちは、試行錯誤の末、わかるようになってき子供たちもいたらしい。
キモとしては、ブロックを組み合わせて動作を作り上げていくわけだけど、適切でない組み合わせに関しては、ブロックが噛み合わないような形状になっていて、これがシンタックスのような役割をになっている。シンタックスが物理的な形で表されていることが興味深い。
どうやって有効だと検証した?
大学構内の幼稚園と郊外の小学校で、4歳から8歳の子供を対象とした実証実験が行われた。12回の実験を2週間の期間で行った。評価は、子供たちを観察して、楽しんでいるかどうか。
議論はある?
(子供たちへの実証実験を観察した様子が報告されている。)
次に読むべき論文は?
Tangible programming with augmented reality